アルツハイマー病の症状と原因

原因

アルツハイマー病はごく少数ですが優性遺伝を示しています。アルツハイマー病はまだ研究されている病気であるために、明確な原因はありませんが、因子としては次のようなことが考えられます。アルツハイマー病というのは学者アロイス・アルツハイマーというドイツの医者が最初の症例報告を行いました。

・高齢であること

・家族歴があること

・過去に頭部外傷があること

・血清にアポリポたんぱくE4をもっていること

アポリポたんぱくとは

アポリポたんぱくは、血中ではコレステロールを運搬するはたらきをしていますが、脳の中では神経細胞を支持する細胞から分泌されて神経細胞の補修に携わっています。アポリポたんぱくにはE2、E3、E4の三種類があります。

遺伝子はこれら二つがペアになっています。しかしE4を単一で持っている人が人工の20%います。この人の場合アルツハイマー病になる危険性が2〜4倍になると言われています。またE2とE4の組み合わせの遺伝子を持つ人は人口の2〜3%ですが、アルツハイマー病になる危険性が5〜15倍になるといわれています。

アリセプトと併用してはいけない薬

アスピリンやそのほかの非ステロイド性消炎鎮痛薬といわれるものはアセチルコリン系の作用を増強して胃酸の分泌を高め、潰瘍を増悪させる副作用を起こしやすいので、一緒に使わないでください。

そのほか、胃腸の病気でよく使われる抗コリン系の薬も、この薬の効果を相殺しますので、併用に注意してください。

逆にコリン系の薬との併用で、この薬の作用が増強され、副作用を来すおそれがあります。

ときに横紋筋融解症から腎不全に至ることもあります。腎機能が悪い人は注意が必要です。