アルツハイマー病の症状と原因

アルツハイマー病とは?

アルツハイマー病は、狭義アルツハイマー病(65歳未満に発症)、アルツハイマー方老年痴呆(65歳以上に発症)の二つに分けられます。この二つは本質的には、変わりません。

病状としては認知障害をおこします。アルツハイマー病は,急に発症し、初期症状には見当識の障害が現れます。簡単な計算が出来なくなったり、日時がわからなくなったりします。またアルツハイマー病では失語、失行、失認を伴います。このように症状は進行していきます。

眼に見える症状としては、大脳全体が萎縮し、アルツハイマーの源線維変化や老年斑といわれる異常を見ることができます。また脳内のアセチルコリンという化学物質が低下することが知られています。アセチルコリンは神経伝達重要なはたらきをします。この物質が低下することで脳の伝達系を狂わすようですね。

老年斑と源線維変化

上で説明しましたが、アルツハイマー病の症状として老年斑の出現とと源線維変化があります。ここではそれを少し詳しく説明しておこうと思います。

老人斑はβ-アミロイドとアミノ酸39、42個からなるペプチドが凝集して沈着したものです。老人斑は普通に年齢を重ねると脳に現れます。しかしアルツハイマー病では老人斑が以上に以上に現れます。

原線維変化は神経細胞の細胞骨格の一つ微小管に結合しているτタンパクがリン酸化されて細胞質で凝集しているものです。

上でも少し説明しましたが、アルツハイマー病は脳の萎縮という症状が現れます。特に海馬の萎縮は早く、他の部分と比較しても早期から萎縮が見えます。

生活習慣上で気よ付けること

・食習慣では、魚(EPA・DHAなどの脂肪酸)の摂取、野菜果物(ビタミンE・ビタミンC・βカロテンなど)の摂取、赤ワイン(ポリフェノール)の摂取などがアルツハイマー病の発症を抑えることがわかっています。魚を毎日食べる人に比べ、まったく食べない人は、アルツハイマー病の発症する因子が約5倍ほどになるという報告もあります。

・運動習慣を改善することでアルツハイマー病の発症の危険を下げることができます。適度な運動をすることで、高血圧やコレステロールのレベルが下がり、脳血流量も増すために発症の危険が下がるそうです。ウォーキングなどを行っているひとは、全く運動しない者と比べて、発症の危険が半分になるという報告もあるようです。

・頭を活性させるようなこともアルツハイマー病の発症の危険を下げます。

・たばこの喫煙は、アルツハイマー病の発症の危険性を高めます。能動喫煙だけではなく、非喫煙者であってもタバコから出る有毒物質影響を受け発症率が高まります。周りに喫煙者がいる場合気よつけたようがよさそうです。

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